樹脂部門ではウレタン樹脂をはじめとして、さまざまな合成樹脂を開発しています。
硬さ・風合い・弾力・艶等を自由に調整できる性質を利用して合成皮革の原料に、また繊維に含浸させる加工用樹脂として靴・カバン・衣料・雑貨・家具など、様々な分野で利用されています。近年では、環境問題も考慮し、地球にやさしい樹脂の開発も積極的に進めています。
現在、マイクロファイバー、新合成繊維など、機能性繊維が注目を集めています。トーヨーポリマーでは、繊維に含浸・コーティングさせることで、天然繊維のもつ風合いはそのままに、機能を高める繊維加工用樹脂を開発・供給しています。着心地、着やすさ、手入れのしやすさ等、様々な付加価値を付与し、繊維の用途を広げています。
皺をふせいで
質感、味わいをそのまま残した「皺になりにくい繊維」を実現しました。例えば、麻。繊維に樹脂をコーティングすることで、弾力性を与え、皺になりにくく加工をする事ができます。
通気性よく
繊維の組織を最適に保つことで、通気性がよく、蒸れない繊維を実現しました。理想的な機能が評価され、スポーツウェアに多く用いられています。
ウレタン合成皮革はファッション性が高く、水や薬品に強い付加価値の高い素材として急成長を遂げています。このウレタン合成皮革に用いられている樹脂原料のほとんどにトーヨーポリマーの製品が使われています。また原料の供給と同時に、各原料にあわせた合成皮革の製造技術、皮革加工技術もあわせて供給しています。
高級感あふれて
光沢、発色、触感など、どれをとっても「高級感のある合成皮革」を生み出しています。スエード風、ワニ革風など多彩な表面加工も容易に施す事ができます。
滑らかに
合成皮革に対するゴワゴワしたイメージを覆したのがウレタン系合成皮革です。肌にほどよくフィットし、装用感の良い「布のような滑らかな合成皮革」を生み出しています。